2006年3月のクイズ


〔地方切り捨て〕
が都市だとすると、は何?
A.迷路
東京の地下鉄のラインカラーと識別用の路線記号。順に千代田線(C)、三田線(I)、東西線(T)、有楽町線(Y)でCITY、丸ノ内線(M)、浅草線(A)、半蔵門線(Z)、大江戸線(E)でMAZE。
東京という巨大都市には、迷路のように入りくんだ地下鉄網が存在するのである。


〔若年層切り捨て〕
Q.横浜銀蠅のギタリスト・Johnnyのソロシングルでオリコン1位を獲得した曲は、「ジェームスディーンのように」ではなくて、何?
A.「$百萬BABY」
作詞は松本隆。なぜかJohnny=「ジェームスディーンのように」だけ、というイメージが作られているが、「$百萬(「ひゃくまんドル」と読む)BABY」もヒットしたし、こっちの方が名曲である。
関係ないが、C-C-B=「Romanticが止まらない」だけ、というイメージが作られているのも納得がいかない。彼らは「ザ・ベストテン」に10曲もランクインさせているのだ。


〔MICHAEL〕
Q.
ものを噛み砕くことを「咀嚼(そしゃく)」と言いますが、噛み砕いたものを飲み込んで胃まで送ることを漢字二文字で何と言うでしょう?
A.嚥下(えんげ)
咽下とも書く。また、「えんか」も正しい読み方である。
タイトルはダジャレ(ドイツ語読みして下さい)。


〔本社はシカゴ〕
●国内外を問わず、クイズ本やクイズゲームは「問題」と「解答」のみで完結し、「解説」がつけられていない場合が多い。
●しかし中には例外もある。
  
●「ブリタニカ百科事典」のクイズ版とあって、本もゲームも4択のクイズ1問1問について詳細な解説がつけられている。英語の勉強にもなり一石二鳥。
●どんな感じなのかをここに再現してみます。
Q.次のうち「ブリタニカ百科事典」と同じ年に誕生したのは誰?
a)市川団十郎(初代)
b)蒲生君平
c)水野忠邦
d)山岡鉄舟

A.b)蒲生君平
「ブリタニカ百科事典」が初めて刊行された1768年(明和5年)、蒲生君平は下野国に生まれました。尊王論を説く水戸学の影響を受けた君平は、歴代天皇陵を探査し「山陵志」を著しました。漢文体で書かれたこの作品は、幕末の尊皇攘夷運動の先駆けとされると共に、現在まで使われている「前方後円墳」という名称の起源となったことでも知られています。


〔Googleヒット件数35,400件〕
Q.昭和38年、応募総数570万通を超える大反響を呼んだ新聞広告での「新車価格当てクイズ」を仕掛けた、当時のホンダの実質的な経営者で、昭和48年に本田宗一郎と同時に第一線を退いたことで知られる人物は誰?
A.藤沢武夫
●ビジネスマンに聞いたら正解率は結構高いと思う。


〔Googleヒット件数0件(日本語ページ)〕
Q.英語で“Digitabulist”と呼ばれるのは何のコレクター?
A.指貫
“Digital”関係ではなく、その語源ともなっている“Digit”(指)に関するものであると推測するのは、ちょっと難しいですかね。
海外の指貫は、指の第一関節までをスッポリと覆うタイプの陶器あるいは金属製のものが主流でデザインが豊富。コレクターも多いらしい。


〔今年は?〕
Q.南駒ケ岳の「五人坊主」、利尻山の「ネコの顔」、八甲田山の「XYZ」といえば何の種類でしょう?
A.雪形
春先に山に浮かぶ、雪のとけ残った形(あるいは雪の中に見える地肌の形)。見える時期や見え方が種まきなど農作業の目安になることが多い。


〔ハゲタカウォーズ〕
●年末年始に一時帰国していた際、様々なクイズ特番を見た。ピンからキリまであった中、一番面白く、かつ感心したのがこの番組だった(ちなみに最低は箱根駅伝の裏でダラダラやってたやつ)。
●今回再び特番として放送されているのを見たが、やっぱり面白い。シンプルながら良くできたルール(特に決勝)、ただの「名数問題」にとどまらない出題センス(タイトルのつけ方も秀逸)、解答者のチョイス(磯山さやかは神!)、全てに満足。不満は大橋未歩の声が出なくなってたことくらい。
●「ヘキサゴン」亡き今(似たようなタイトルで同じ司会者がやってる全く違う番組は見たが)、唯一次回の放送が楽しみなクイズ番組である。


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