2011年5月のクイズ


〔クイズ十点満点〕
Q.「デリー」とも「ニューデリー」とも呼ばれる都市がある国はインドですが、「デリー」とも「ロンドンデリー」とも呼ばれる都市がある「国」はどこ?
A.10点…北アイルランド
   5点…イギリス(英国、UK、連合王国など、いわゆる「イギリス」を指していれば5点)
わざわざ「国」とカッコ書きにしているところも、ヒントととして捉えて欲しい。
もともと「デリー」と呼ばれていたアイルランドの土地が、17世紀に入りロンドン市の領地になって「ロンドンデリー」と呼ばれるようになったという経緯や、カトリックの市民が英国兵士に射殺された「血の日曜日事件」の舞台となった場所であることを踏まえ、「イギリス」とかじゃなく「北アイルランド」とお答え頂きたいと思う次第です。
というわけなので、「イングランド」は0点、「グレートブリテン」も(英国全体を指す場合もあるので迷うところだが)0点とさせて頂きます。「アイルランド」という答えには1点くらいあげようと思っていたのだが、現在のアイルランドは北アイルランドの領有権を放棄しているらしいので、これも0点とします。


〔新聞ではありません〕
Q.アブダビのスーパーマーケットでよく目にする「ロンドンデイリー」といえば、何のブランド?
A.アイスクリーム
"LONDON DAILY"というイギリスの新聞もあるようですが、アブダビではあまり見ません。
ここで言及しているのは"LONDON DAIRY"というイギリスのアイスクリームのブランド(本国ではミルクシェークも発売しているようです)。そういえばサウジでも見たなあ。
ちなみに"DAIRY"は「酪農」とか「乳製品」といった意味。
アブダビはついに40度を超えてきました。アイスを買ってもすぐに溶けます・・・。


〔This will be the day that...〕
●上記の2問の更新をおこなったのは、5月16日(月)だった。平日に更新をすることは珍しいし、ネタ的にも急いで更新をする必要は全く無かったのだが、何故か5月16日だった。翌日(日本時間では2日後)、私はその日が児玉清さんの命日になったことを知る。「アタック25」の出場経験者として、また何度も応援席に座った者として、思い出は尽きない。
●元来「クイズ番組」とは本質的に下品なものである。出場経験者の私が言うのだから間違いない。出場者は「のど自慢」のように芸を見せるわけでもなく、視聴者を楽しませようとするわけでもなく、ただただ金や旅行を目当てにしている素人なのだ。
●そんな素人の「醜い争い」を、視聴者が楽しく見られる「番組」にするためには「問題の高品質化(難問にするという意味では全くない)」と「司会者の品格」が必要不可欠である。
●リハーサル中のスタジオに児玉さんがお入りになると、緊張感が漂い始める。威圧的な緊張感ではなく、良い意味での緊張感を醸し出しつつ、次第に解答者を和ませていく児玉さんは、あるタイミングで観客に向かい、自らスタッフ陣を丁寧に紹介する。
●その時、解答者とその応援団、そして千円もらって手を叩いているオバちゃん達は「自分は番組の出演者なのだ」という意識を強くする。「司会者の品格」がスタジオに蔓延する下品さを消し去る瞬間である。「アタック25」が楽しく見られる番組であったとするならば、それは収録前の児玉さんの振る舞いによるものなのである。
(そう考えると、児玉さんをもってしても拭い切れない下品さを持った「クイズ研究会」の連中が番組から排除されていったのも、むべなるかなというところか。特に応援団が下品極まりないからね。応援経験者で元クイ研の私が言うのだから間違いない。)
●視聴者を楽しませるための「下品さ」を上手に演じられる芸能人や、「クイズ芸」を見せることのできる芸能人がうじゃうじゃいる現在、「クイズ番組」に素人の出る幕は無い。「品格のある司会者」を失えばなおさらのこと・・・。児玉さんの命日となった2011年5月16日は、実質的に日本における「視聴者参加クイズ番組」の命日にもなる気がしている。合掌。

Q.次に挙げるクイズ番組が終了したときの司会者を答えてください。(後に特番で復活した時には・・・とかいうのは一切無視で)

 1.アップダウンクイズ
 2.ぴったしカン・カン
 3.連想ゲーム


A.1.西郷輝彦
  2.吉田照美
  3.徳田章


〔シェイク・ユア・ラブ〕
●NFLは現在シーズンオフ、日本のプロ野球は電力不足の影響で無期限延期ということで、スポーツ観戦好きの私としては物足りない日々(現在私は日本から遠く離れて暮らしているため、日本の情報が正しく伝わっていない可能性があります。ご了承下さい)。
●それを脱却すべく、最近の私はこんな感じに。

●かのギャラガー兄弟が支持する「町の愛すべき弱小チーム」が、アブダビ資本の導入によって補強に多額のオイルマネーを投じ続け、ついにFAカップを手にするまでになったのです(ちなみに私がFAカップの存在を知ったのは今月)!!そんなわけで、アブダビ市内のショッピングモールにも、チームのグッズショップが入っていたりします(写真のTシャツ、今のレートでも6千円くらいした!高けぇ)。
●地元では弱い時代を懐かしむ声もあるようですが、ギャラガー兄弟はチームが強くなることに肯定的な様子。やっぱり頂点を知っている人間は違うね。未だに「桧山ダンス」とか踊って喜んでる某在阪球団のファンに聞かせたいものだ。
●プレミアリーグでも最終戦を前に3位浮上!このまま欧州CLにプレーオフ無しで進出して欲しい(ちなみに私が欧州CLの存在を知ったのは先週)。

Q.このチームのオーナーであるマンスールや、その兄で現アブダビ首長(兼UAE大統領)のハリーファが属している、アブダビの首長家の名前は何?
A.ナヒヤーン家
オーナーは「シェイク・マンスール・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アル・ナヒヤーン」と呼ばれる。最初のシェイクは首長家男子への敬称であり、「ナヒヤーン家のスルターン(元首長)の息子のザーイド(前首長兼UAE初代大統領)の息子のマンスール殿下」ということになる。
●ついでに某在阪球団も買ってくれないかなぁ、アブダビのオイルマネーの大半は日本から来ているのだし・・・。ケガをしている人気選手を無理矢理使い続けるなんて馬鹿げた体質を変えるには、監督の交代とかいう次元じゃなく、少なくとも関西資本から脱却しなくちゃダメだよ(その上で、「背番号3」の江川が監督になるのが私の理想)。






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