2012年11月のクイズ


〔今更ながら・・・〕
●休暇で3週間弱日本に戻っておりました。録画してあった「クイズ神」をようやく見ることができたので、その感想を。
●端的に言えば、「中途半端」。コンセプトと形式と問題に統一性がまるで無い。
●例えば1回戦。優勝者同士のクイズバトルを謳っていたが、「多人数での筆記問題」では「バトル感」が得られない。
●「高校生クイズ」でこれをやるのは、「多くの進学校は、こんな難しい問題でも正解できるんですよ」という演出(その実態は、クイズをやってれば常識という問題を並べただけ)。これで一般視聴者を騙す。そして、そのためのツールとして芸能人に「凄〜い」と言わせるという構図(少なくとも去年まではこれが通用した)。
●しかし、既に名だたるクイズ番組の優勝者である時点で「凄い」はずなのだから、「クイズ神」でそれをやる意味は無い。しかも、無駄に問題に凝ってしまった結果、正解率が低くなってしまった。これは逆効果。
●2回戦の1対1の組み合わせは恣意的なものだったと聞いている。だとすれば、1回戦で恣意的な1対1を15組作れば良かったのでは?例えば女性対決にすればどっちかは必ず2回戦に進めるのだし(私は恣意的な要素を肯定しているわけではない。恣意的な要素を用いず良質なバトルを生み出すのが理想だが、どうせ恣意的に何かやるなら効果的にやればいいのに、ということ)。
●決勝まで早押しがないのもねえ・・・。あと、一口に「早押し」といってもいろんなパターンがあるのに、限れらたパターンの問題しか出さない上に、誤答で決着がつくってのもイマイチ。結局、「クイズ番組」や「クイズ形式」や「クイズ問題」を客観視できない連中が作ると、この辺が限界なのかね?

●長戸氏を目玉にしたのも、良くわからない。「逸見政孝さん」すら知らない今の20代以下にしてみれば「長戸って誰?」となるし、氏を知っている層から見れば「じゃ、西村は?水津は?」となる(もっと詳しい人間になると「23年ぶり?19年ぶりじゃなくて?」と言うだろう)。
●視聴率もどうなんでしょうね?「WQC」の時に「前の番組より上げている」「通常の同時間帯より上げている」と抗弁していた連中が、今回「前の番組より下げている」「通常の同時間帯より下げている」とは言わないのも非常に中途半端。

●折しも「第2回」の開催が決まったようなので、あえて厳しめの評論をしてみました。「第2回」の文句なしの成功を心から祈っております。


〔You can count me out...in〕
Q.いわゆる「シェール革命」の中心地の一つであるバッケン油田の開発により、現在テキサスに次ぐ全米第2位の原油生産量を記録している州はどこ?
A.ノースダコタ州
現在の生産量は、前年比で7割増の約70万バレル/日。アラスカ、カリフォルニアを上回り、OPEC加盟国のカタール並みの生産量となっている。


〔こう並べると〕
Q.織田信長、佐々木小次郎、平塚八兵衛、伊逹政宗、吉田茂といった実在の人物をTVドラマで演じてきた俳優は誰?
A.渡辺謙
平塚八兵衛が大昔の人みたいでしょ。


〔手の中でふれば また振り出しに〕
Q.チンチロリン、クラップス、ヤッツィー。それぞれのゲームで使われるサイコロの個数を全て足すといくつ?
A.10
チンチロリンは3個、クラップスは2個、ヤッツィーは5個のサイコロを使用する。
目の数ばっかり足してんじゃねぇ、ということで。




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