2014年2月のクイズ


〔感想〕
●そんなわけで、実質的には20歳の時に挑戦した「アタック25」以来となる地上波のクイズ番組出演でしたが、その時と同じく立命館大学の現役クイズ研に敗れる、という結果に終わりました。不思議な巡り合わせです。
●まあ、爪痕は十分に残せたかなと思います。何よりも、私が「過去にクイズ番組に出た」ことは知っている仕事関係者に対して、「今もクイズ番組に出てそこそこの成績を残せる」ことを示せたのは良かったです。あと、ギリギリ30代なので、10代・20代・30代での地上波クイズ番組出演が叶ったのも嬉しい限り。このような機会を与えて頂いたNHKに感謝です。

●アブダビ赴任時に番組開始の情報を聞き、ほぼ毎回録画してもらい、休暇帰国の度に持ち帰って見ていた。是非出たいと思い、作戦を練っていたので、帰国直後に東京予選の募集があったのは、タイミング的にラッキーだった。
●自己PRを「中東生活」だけに絞っても、出場するに足る内容にできたと思う。ルール的にも「クイズ好き」は隠していた方が有利なのは言うまでもない(過去には何十人というクイズ番組出場経験者が、「クイズ好き」以外の部分のみをアピールして番組に出演しているが、それを責める理由は全くない)。
●それでも「海外でクイズと関わってきたこと」には触れておきたかった。「クイズ好き」アピール自体を番組が排除しているわけではなさそうだし(少数ながら「クイズ好き」アピールのみで出演している人も過去にいたので)、そういうクイズとの関わり方もある、ということを広く伝えたかった。
●なので、「東大クイズ研」の話は自己PRシートにも書かなかったし、面接でも一切出さなかった。「過去」のクイズとの関わりではなく、むしろその時点から自分がどのような変化を遂げたのか(ビジュアル含め)、そしてその間「同時代的に」クイズとどう関わってきたかをアピールしたかったのである(なお、このサイトの話も出さなかったが、それは「後に公正さを疑われるといけないから」という別な理由)。

●結果として、収集した海外のクイズ本の写真も、「QUIZ NIGHT」の話もオンエアして頂けた(スタッフの皆様ありがとうございました)。ただ、これらの点について私の周囲では反応があるが、ネットカキコミの類(さすがにチェックしちゃいますね)ではあまり触れられず、むしろ「FNS」だとか「TQC(番組の流れ上「クイズサークル」出身であることを口にしたので仕方ないのだが)」だとかという単語ばかりが舞っているのはちょっと残念。
●そして何よりも残念なのは、番組自体が3月で終了してしまうこと。このご時世に2年間、約1,500人に「クイズ番組出演」の機会を与えたという事実や、従来と異なる視点を含めた広い問題群についてはもっと評価されても良い。特に後者は、見かけだけ問題群を広め実際はマニア向けに限定することで「絶対王者」を演出するという(「絶対"的"王者」ではないので、「リベンジ」が「自己否定」になるという諸刃の剣を孕んだ)、昨今の「視聴者?参加型クイズ特番」の逆を行くものであった。ただ、それが故に、あれほどチャンピオンに有利なルールにも関わらず、番組の枠を超えて話題になる程に長期間勝ち抜くチャンピオンがついに現れなかったのが悔やまれる。

●クイズの「今」を考えるための、ほぼ唯一の教材が無くなるというのに、そこに目を向けず「過去」ばかりに囚われているのは(あるいは囚われようとしているのかは)甚だ疑問である。


〔「全く新しい」と銘打ってるのに全く新しくない(タレント出演型クイズ特番あるある)〕
Q.
レイザーラモンRGの「あるあるネタ」で、「上半身裸で歌いがち」と言われているバンドは何?
A.レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
スーパーボウルのハーフタイムショーでも上半身裸でしたね。
最近、洋楽問題多いな。
●ウルトラクイズに頼りがち(視聴者?参加型クイズ特番あるある)。しかも「第13回」に(四半世紀前だぜ)。




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