〔クイズ！西暦何年〕
●「明らかにボール２個分は外れてる」思ったら「ストライク」と判定されるような事態が相次ぎ、クイズがイヤになりかけましたが（「ボルチモア再現」なんて完全にスッポ抜けだろ、アレ。再現したいなら、まず問題の質を再現しなきゃ）、マートン同様、やや復調の気配が出てきました。
●というわけで、新しいクイズのパターンを思いついたので記しておきます。
●「西暦を当てるクイズ」というと、歴史の授業で習った年号を答えさせるものか、（「アタック25」の最終問題でたまに出る）その年の象徴的な出来事を並べるパターンが一般的だが、そうではなく、少ない情報からプロファイリングするやり方もあるのではないかと。
●例えば今年ももうすぐ始まるプロ野球の「セ・パ交流戦」を題材にすると、こんな感じ。
※なお、各種表記はNPB（日本野球機構）のサイトに倣うものとします。
Ｑ．これは、西暦何年の交流戦の結果？
６月１１日（木）
日 ９−３横
楽 ３−１中
西 ６−５神
ロ２３−２広
オ ４−２巨
ソ ３−６ヤ
Ａ．２００９年
●ロッテの２３得点が目を引くが（交流戦史上最多得点であり、この時に記録した１イニング１５得点はプロ野球の史上最多得点）、この記録があった試合が西暦何年に行われたかを覚えていなくても大丈夫。
●交流戦が始まった２００５年以降で、６月１１日が木曜日だったのは、今のところ２００９年だけ（来月１１日がそれ以来の木曜日）ということに気付けば正解できる。
●もう１問。
Ｑ．これは、西暦何年の交流戦の結果？
北海道日本ハム ３−２ 横浜 （札幌ドーム）
東北楽天 ５−４ 中日 （Ｋスタ宮城）
埼玉西武 ０−４ 阪神 （西武ドーム）
千葉ロッテ 10−１ 広島東洋（QVCマリン）
オリックス ２−６ 読売 （京セラD大阪）
福岡ソフトバンク ４−１ 東京ヤクルト（ヤフードーム）
Ａ．２０１１年
●QVCマリン（２０１１年にネーミングライツ取得）と、「横浜」という表記（２０１２年以降は横浜DeNA）で絞られる。ちなみに、ヤフードームが「ヤフオクドーム」という愛称になるのは２０１３年。
●これは、野球好きでないと厳しいかも。
●いかに少ない情報からポイントをつかみ、それを知識を総動員しながら絞り込んでいくか、というのは普段の生活でも大事なことだと思う。などという固い話はともかく、別な題材から１問。
Ｑ．これは、西暦何年のサミット参加者（本当は参加者の名前も挙げず、集合写真１枚だけ見せて出題したいところ）？
海部俊樹、ブッシュ（父）、サッチャー、ミッテラン、コール、アンドレオッティ、マルルーニ、ドロール（EU議長）
Ａ．１９９０年
●ヒューストン・サミットの参加首脳。翌年のロンドン・サミットは、サッチャーがメイジャーに代わった以外は同じメンバーが会した。
●前年のアルシュ・サミットに参加していないのは、海部俊樹（宇野宗佑が参加）、アンドレオッティ（デミータが参加）の両首相。
●わざわざ仕組みを解説する必要もないかとは思うが、絞り込み方が「答えを限定できる１つのポイントを見つける」と「複数のポイントを組み合わせて答えとなる年を限定する」の２種類あるので、早押しにするとスピード勝負にならないわりに、お手つきが多くなるかも。
●次の問題にできるだけ素早く答えてみて下さい。
Ｑ．これは、西暦何年の紅白歌合戦出場全歌手？
〔紅組〕石川さゆり、五輪真弓、岩崎宏美、大月みやこ、荻野目洋子、河合奈保子、川中美幸、研ナオコ、小泉今日子、小林幸子、小柳ルミ子、斉藤由貴、島倉千代子、水前寺清子、テレサ・テン、中森明菜、松田聖子、松原のぶえ、八代亜紀、和田アキ子
〔白組〕五木ひろし、大川栄策、角川博、加山雄三、小林旭、近藤真彦、沢田研二、シブがき隊、少年隊、菅原洋一、千昌夫、田原俊彦、チェッカーズ、新沼謙治、細川たかし、三波春夫、村田英雄、森進一、山川豊、吉幾三
※いずれも五十音順
Ａ．１９８６年
●現在、この年が唯一の出場となっているのは斉藤由貴だけ。情報が多く、絞り込むのは結構難しいか。
●紅白マニアであれば、ここに北島三郎が「いない」ということにいち早く着目して正解できたかも知れない。
●この辺にしておきますが、「番付」とか「ゴチメンバーの写真」とか「街の風景（建造中のタワーやビルがポイントになる）」とか、できそうなパターンはいくらでもあると思います。
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