2015年6月のクイズ


〔ボチボチでんな〕
Q.現在発売されている「阪神タイガース80年史 PART.2 1993-2015」の中で、「本気で優勝を狙うなら、阪神タイガースが阪神タイガースではなくならなければいけない」、「人情があるからこそ、勝ちにくい。勝つためには、厳しいビジネスの目を取り入れないと」といった言葉を寄せている阪神OBは誰?
A.
藤川球児
これを読んだのは、彼がレンジャーズを解雇になった直後だったが、この時点で阪神入団はないだろうと思ったものだ。
大体、今の彼と交渉すること自体「人情」でしょう。「功労者」だから入団させろ、とかいうファンも「人情」に溺れていて私は嫌い。
●このシリーズ(PART.1が1979-1992、7月発売予定のPART.3が1936-1978)、非常に内容が充実していて面白いのだが、あまり話題になっていないのが残念。今回は1993年から昨年までの全勝敗が載っているが、星野監督になる2002年までの成績が本当にひどい。よく応援し続けたものだと思う。今だったら、毎月監督を替えなければいけないだろう。
●あと、岡田彰布元監督と「フルイニング2号(これも人情の賜物)」の対談があるのだが、岡田氏が「野球が変わってきて、去年の巨人のように、戦力をそろえることよりも、勝ち方を知っているチームが強い時代になってきた。今は、あまり個人の成績が良くないほうがいいのでは」という主旨の話をしているのが、めちゃめちゃ興味深い。
●私は今年の阪神が、ここ35年間(ファンになって以降)で最も勝てるチーム(「最も強いチーム」ではない)になっていると本気で思っている。あとは、もう少し人情を断ち切ることだ。



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