2017年11月のクイズ


〔苗字だけで結構です〕
Q.1985年、1軍打撃コーチとして阪神を日本一に導くも、その3年後に49歳の若さで亡くなった人物で、松井秀喜に抜かれるまで、セ・リーグの「高卒ルーキー最多本塁打」の記録を持っていたのは誰?
A.
並木輝男
●この年の阪神は、とにかく打ちまくった印象があるが、犠打のリーグ最多記録を更新(当時)するなど小技も冴えていた。さらに当時の選手達が口を揃えるのは、「キャンプで徹底的に守備を鍛えた」ということ。
●これには前段があり、吉田新監督がコンバートを計画し、キャンプ前に当該選手達を説得していた。キャンプでは、新しい守備位置で連携プレーなどの練習を積み重ねたというわけだ。攻撃も守りも完璧でないと日本一になることはできない、ということだろう。
●さて、2017年。キャンプ前に福留から一塁コンバートを拒否され、キャンプでは頑なに「ショート鳥谷、キャッチャー原口」。で、蓋を開けたらサード鳥谷(謎のゴールデン・グラブ賞受賞)、キャッチャーは梅野(その後謎の坂本ゴリ押し)、ルーキーに経験の無いポジションを守らせるといった、清々しいまでの「守備軽視」。ヤクルトに次ぐ失策の多さも当然。
●結局今年も、1度も観戦に行く気になりませんでした。「野手は体を大きくして、バットを速く振り回せばいい」なんてのは高校野球。プロらしく「守備でスキを与えず、相手のスキを小技で突く」こともできなければ、これ以上の伸びしろは無いでしょう。
●そりゃ、大和もFA宣言しますよ。私が1番好きな選手なので、阪神ファンとしては残留して欲しいですが、プロ野球ファンとしては彼がレギュラーで試合に出ることが野球界の価値を高めると思います。来季、彼がレギュラーで出場しているのなら、それがどこのチームであれ、お金を払ってその守備を見に行くつもりです。


〔「週刊女性」(11月28日号)のクイズ番組特集について(Twitter加筆修正)〕
基本的に良くまとまっているが、いくつか違和感が。
・「ウルトラクイズ」開始の頃のクイズ番組は15分〜1時間枠だったということだが、1時間枠のクイズ番組って「ドレミファドン」以外に何かあったっけ?というか、基本的に当時のクイズ番組は15〜30分が主流だったので、ウルトラとのスケールを比較するなら、それを示した方がいいのに。

漫才ブームによって80年代以前からのクイズ番組が終了したというのは、飛躍しすぎでは(少なくとも4年程のラグがある)?確かに「クイズグランプリ」は「クイズ漫才グランプリ」になったが(それでも視聴者参加クイズ番組には変わりない)、「クイズスクエア」がB&Bの司会でゴールデンに進出した例もある。
90年代のクイズ王番組がバブル崩壊で予算が削られて終わった、というのはウルトラにしか当てはまらないのでは?FNSなんて優勝者以外、賞金無しだったんだし(交通費名目で4千円しかもらえなかった)。
・別に目くじら立てるつもりはないんだけどね。権威を持っている人の発言のみが「真実」になってしまうのは良くないので、(「第13回ウルトラ」以降ではなく)物心ついた時からのクイズ番組好きとしての違和感を記させて頂きました。

・・・・あれ?もしかして、視聴者参加クイズブーム終焉の原因を、出場者サイド(マニアばかりで飽きられた、リアクションが薄いetc)に求めると立場上マズいから、変な理屈をつけてるのかな?それは「トリビア」の名のもとに「歴史修正」をする悪質な行為だから、違うと信じたいけど・・・。



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