その4 テーマ「デザート」

解答他 

●先日、リヤド近郊の砂漠へ遊びに行く機会があった。大人気車種の「トヨタ・ランドクルーザー」で砂の世界へ入り込むと、待ち受けていたのはラクダ達。
ラクダをこれほど近くで見るのはもちろん初めて。可愛らしい表情や毛並み、家畜特有のにおいを感じながら、蹄を観察。    目(もく)」であることをあらためて確認した。


●いよいよ、実際にラクダに乗ってみることに。

ラクダは思ったより大きいので、乗ると目線の位置が地上から3mくらいになり、結構怖い。スピードはゆっくりだが、激しく揺れる。まさに「 2 」である。
30分ほどベドウィン気分を味わったあと、今度は自分の足で砂漠を巡る。
 

●途中で化石を発見!
海から遠い町、リヤドの砂漠の真ん中に、なぜ貝の化石があるのか?。「はるか昔はここも  3  湾の底だったんだよ」と現地の人が教えてくれた。自然のスケールのみならず、時間のスケールも感じさせてくれた貴重な化石である。

●途中で強風が吹いて砂まみれになったり、  4  に遭遇したりとハプニングもあったが、それもまた楽しい思い出として残っている。貴重な経験であった。 

 

Q1.  1  に当てはまる動物名を書きなさい。
A1.ウシ

●ラクダの蹄は2つ。偶蹄目=ウシ目である。



Q2.「 2 」 には、ラクダを意味する表現が入る。それは何か。
A2.「砂漠の船」

●船と違うのは、途中で躓くところ。かなり怖い。


Q3.現地の人の気持ちになって  3  に適切な語句を埋めよ。
A3.アラビア(湾)

●「ペルシャ(湾)」は不正解!こちらでは決して「ペルシャ湾」という表現はしません。サウジで売られている地図上での表現ももちろん“Arabian Gulf”です。


Q4.  4  に入るのは、「ヘビ」と「サソリ」のどちら?
A4.ヘビ

●写真の通り。毒はないらしいですが。

Q5.筆者がこの砂漠で一番やりたかったのはどんなことか?筆者の気持ちになって答えよ。
A5.バラマキクイズ

●もはや本能的にこういう感情が起こってしまうのだから仕方がない。

↑こういう風景見ても、頭の中で「第7チェックポイント リヤド」とか「総合司会 高島忠夫」とかいうスーパー入れちゃうし・・・。


フリートーク


●近所のスーパーマーケットの玩具コーナーにこのようなゲームを見つけたのは先月のことであった。UAEの衛星チャンネルで「ミリオネア」が放送され、サウジをはじめとするアラブ世界で人気があることを聞いていた私(残念ながら実際に見たことはない)は、思わずそれを手にとった。
●しっかし、「何かインチキ臭いなあ」と思わずにはいられないパッケージである。紙はチープ、値段は500円程度。使われているTVの映像も、いかにも「許可無くコピーしてます」って感じ。まあ、話のタネにもなるし安いので迷うことなく購入した。

●で、中はこんな感じ。

これまたチープな紙で賞金表と小切手があり、あとはクイズ問題。ただこれがよくわからない。切り取り線の入った紙に問題がびっしり(切り取ると1枚の問題カードに6問、裏面に解答)。しかし、4択ではない。やはりインチキだ。そう思いながらも、アラビア語の問題文を翻訳してみる。
●「コーヒーの生産量がブラジルに次いで第2位の国はどこ?」
うっ・・・。結構本格的。
「血を吸う蚊はオス、メスどっち?」
おっ、よく出る問題。でも、「ミリオネア」じゃ絶対出ないよなあ。
●さらに翻訳を続けていくと、問題カードに法則性があるのがわかってきた。一番上は地理、下から2番目はスポーツ・・・。
●そうだ、これってトリビアル・パスートと全く同じじゃないか!ということは問題は「トリビアル・パスート」のパクリなのか?そういえばゲーム自体は“Made in Saudi”なのに、映画の問題とか結構含まれているし(注:サウジに映画館は無い)。
●いろいろと謎は残るが、クイズの質が良く量も多い(540問収録)ので、アラビア語の勉強も兼ねて楽しんでいる。

●次に私がスーパーマーケットに行った時、このゲームは既に無かった。「ミリオネア」側からのクレームで回収したのかなと思い、それも忘れかけたつい先日のこと、私が目にしたのは

新発売された2003年版であった。中身はほぼ一緒だが、問題数は1440問に激増!
●英語のクイズ本もかなり増えたし、クイズ問題を翻訳する日々は終わりそうにもない。

●なお、紹介した問題の答えは「コロンビア」と「メス」。

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