第4回・・・「iQバトル20世紀」に思う


一部で話題の「iQバトル20世紀」のネット予選に参加した。第1回目の結果は300問中254問正解の第18位。2次予選に進出できた。

私が挑戦したのはかなり早い時期で、まだ「10カウント」制ではなかったが、私は「300問ほぼ休みなく、どの問題も答を調べることはせず、10秒以内に解答した」ので誤解のないように。その理由は以下の通り。

まあ、人それぞれ考え方があるし、一部のクイズオタクに「性善説」が通用しないことは身にしみてわかっている。とにかく私は私のやり方で2次予選も突破したい(報告はこのページでします)。

で、問題について。一言で言えば「質より量」だった。私もクイズ問題作成のバイトを経験しているが、ノルマがきつく、本にネタを頼ったのを覚えている(中には「出典を明示すること」を要求される場合もあったし)。問題の質が二の次になるのは仕方が無い。
ただ、これまで600問を解いて(2回目ももうやりました)気になるのは、あまりにもネタ本に頼りすぎているということである。

意味をわかって頂けるだろうか。私は「本にネタを頼る」のは仕方ないと思うが、「ネタ本に頼る」ことは不満なのだ。今回のクイズは20世紀がテーマ。20世紀全てが対象である。問題作成者が今までに読んだ本(雑誌でも新聞でも)の多くは20世紀に書かれたものではないのか?そこには20世紀の事柄は全く書かれていないのか?本に限らず、普段の生活で彼らが見たもの、聞いたこと、会った人は20世紀と関わりがないのか?そんなことはないだろう。しかしそうした「日常としての20世紀」が問題からは全く感じられない。

彼らにとっての20世紀はオリンピックとノーベル賞とアカデミー賞なのか?彼らにとっての20世紀は「世界史用語集」や「20世紀全記録」や「日録20世紀」の中にしか存在しないのか?「日常」をクイズにする力がないのか、あるいは「ネタ本」を暗記することが彼らにとっての「日常」になってしまっているのかはわからないが、非常に残念だ。

今回は自信満々で1次予選をクリアした私だが、このルールとこの問題傾向が続く限り、今後もボーダーをクリアし続ける自信は全く無い。まだまだ不正し放題の状況だし、「ネタ本」を買いこんで暗記する「20世紀」クイズオタクが増殖するだろう(すでに、もういるし)。そうなっても私は淡々と挑戦し続けるつもりだが・・・。

 

BACK HOME