Vol.2 “WHICH?”

<ルール>
●解答者は3人(ここでは「A」、「B」、「C」とする)。絶対に3人
●問題は全て2択。
●まず、Aに出題。正解すれば1ポイント不正解の場合は−1ポイント、かつBに1ポイントが入る。
●出題された人(この場合A)は、不正解による−1ポイントを避けるため、パスを宣言することができる。パスを宣言した場合は解答権がBに移る
●解答権を移された人(この場合B)は、パスができない。Bが正解すれば1ポイント不正解の場合は−1ポイント、かつCに1ポイントが入る。
ポイントが入った人に対し、次の問題を出題する。以下、同様にゲームを進める(例:Bに出題→Bがパス→Cが不正解→Cが−1ポイント、Aが1ポイント→Aに出題)。
●最初に5ポイント獲得した人が勝ち。30問出題して誰も5ポイントに達しない場合は、その時点で最もポイントの多い人を勝ちとする。
<注意点>
●解答、あるいはパスの宣言は出題完了後5秒以内に行う。5秒を超えた場合、及び出題中の解答は不正解と同じ扱いとする。

<問題例>
その1その2
●「どっち?」という言葉で終わらせるなど、問題文の形式は統一してある。テンポを良くするための工夫である。
●2択という形式や問題文による「縛り」の中でもいろいろなパターンの出題が可能。

<補足>
●ルール上、最初の問題から連続正解して終わる場合もある(3ポイント先取にするとかなりある)し、1度も正解を出すことなく勝つこともできる。
●それはルールの不備ではなく、意図的に残している部分である。「知識」だの「実力」だの「対応」だの、ましてや「努力」などではなく、その瞬間に1番勢いのある人が勝つ、というのが“WHICH?”の魅力なのである。
●3人に限定しているのは、このルールで4人(仮に4人目をDとする)にしてしまうと、自分のポイントの増減に関係ない場面が出てくる(例:Aに出題している時のD)からである。できるだけ解答者に緊張感を持続させることが大事だと思っている。
●私が実際に行う際には、問題を2つの束(私は1問ずつB6の紙に問題を書いている)に分けて裏返し、解答者にどちらの束の問題にするかを選ばせている。もともとは解答者に「2択」をさせる機会を(どちらの答えにするか、答えるかパスするかに加え)1つ増やすという意図だったのだが、別なメリットがあることがわかった。
●解答者ごとに問題が変わるパターン(≒早押し以外のパターン)の場合、「問題の巡り合せが悪い」という言い訳が容易であるが、問題を選ばせることによって、それを「自分の引きが悪い」に転換させることができるのである。
●さて、これまでの2つのパターンでは、問題に制約があった。次回からは、自分が自由に作った問題を、自由に出せるパターンをする。


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