2008年3月のクイズ


〔WITH A BIG HELP FROM・・・〕
Q.軍隊組織の階級でsgt.といえば軍曹(sergeant)のことですが、サイトのアドレスがwww.sgt.jpである最近話題の組織は何?
A.新銀行東京
「新」「銀行」「東京」の頭文字。


〔WITH A LITTLE HELP?〕
●私が昨年9月に紹介した“CASH CAB”の日本版が、本日(8日)放送された。私が紹介したことが何らかのキッカケになっているのであれば、素直に嬉しい。
●ただ、私はその時「日本版を作って欲しい」ではなく、「日本の『ディスカバリーチャンネル』での放送を求めたい」と書いた。日本版が放送されたら本家より劣化するのは明らかだと思ったからである。そして、それは正しかった。
●とりあえず、本家との相違点を以下に列挙する
 1.日本版の解答者は芸能人
 2.本家のレスキューに「電話をかける」「通行人に聞く」(ただし、それぞれ一人だけだったと思う)はあったが、「ブックストア」はなかった
 3.本家はダブルアップの問題のみビデオを見せて出題
 4.また本家では、信号待ちが長い際にボーナス問題として一問多答を出題し、一定数の正解が出た場合、賞金に加算していた(失敗してもペナルティなし)
 5.日本版ではタクシーに同乗したアナウンサーが出題していたが、本家は運転手(多分芸能人なのだろう)が出題していた
●1.は予想通りであるが、これ自体が劣化要因とは思わない。
●3.と4.に関連して、クイズのバリエーションが全くなかったのは予想外。なぜ単調になる選択をしたのか(2.が加わったところで補うには足りない)、理解に苦しむ点である。
●しかし、最大の劣化要因は5.である。これでは「タクシー」である意味が全くない。しかも乗ってるのが芸能人なのだからロケバスでも成立する。よって私が本家を見て最も関心したポイントである、「クイズの『場』が一般人の中に入り込む」というシステムから完全に逸脱しているのである。
●“CASH CAB”は世界70カ国で人気とのこと。是非他の69カ国のどこかで、劣化した「キャッシュキャブ」ではなく、私が面白いと思った“CASH CAB”を見ていただきたい。


〔日本人なら知っておきたい雑学:“Shepherd”には「牧師、キリスト」という意味もある〕
Q.思いがけない収穫を意味する言葉。「ぼたもち」が落ちてくるのは「棚」ですが、「鯨」がかかるのは何?
A.鰯網(いわしあみ)
「鰯網に鯨」「鰯網で鯨捕る」という言葉があり、思いがけない収穫、または「ありえないこと」の意味で用いられる。
そういえば、「イワシクジラ」という種類もありますね。


〔政争の“愚”〕
Q.国会法によると、衆議院議員が予算を伴う法律案を発議するためには、何人以上の代議士の賛成が必要?
A.50人
参議院なら20人以上。予算を伴わないものの場合は、衆議院なら20人以上、参議院なら10人以上の賛成が必要。
●結局、1月に「つなぎ法案」を引っ込めたことが全て。


〔「夏の日」じゃないだろ〕
Q.上記の「つなぎ法案」撤回後の民主党の動きを評する際に、中川秀直元幹事長がその冒頭の歌詞を引用した、田原俊彦のヒット曲のタイトルは何?
A.「悲しみ2(too)ヤング」
「こんなはずじゃなかったよね」だそうだ。
●「松田聖子と中森明菜」(中川右介著・幻冬舎新書)を読んで以来、80年代前半の歌謡曲を聴きまくっている。よく知っているつもりでも、実はフルコーラスで聴いたことがなかったり、歌詞を正確に知らなかったりで(要するに「ザ・ベストテン」などの歌番組で耳にしただけなので)、意外と発見が多い。「E気持」の作詞が阿木燿子で、2番の歌詞がかなりきわどい、とか。
「悲しみ2(too)ヤング」は「E気持」と同じ1981年のヒット曲。にしても、田原俊彦の歌の下手さは当時としても群を抜いている。



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