2013年3月のクイズ


〔再開!〕
●昨年11月末にPCが故障し、今回の一時帰国の際にようやく買い替えを実施。いつの間にかWindows8の時代になっており、対応に苦慮する日々。
●ウェブサイト作成は今まで同様の作業でできそうで、ひと安心。
●念のため、写真を添付したりしてみる。先日、たまたま通りかかった建て替え後の歌舞伎座。建物自体は先代のPC購入時に撮影した建て替え前のものと見た目はあまり変わらないが、後ろのタワーが大きな違い。

●というわけで、15年目も通常の更新を続けてまいります。


〔タイトルホルダーズ〕
Q.西武の潮崎哲也、オリックスの弓岡敬二郎、巨人の岡崎郁に共通する、今季の肩書は何?

A.二軍監督
いずれも今季から二軍の指揮を執る(ただし弓岡と岡崎は過去にも二軍監督の経験あり)。
●今回の帰国中のメインイベントは、WBC観戦。幸運にも日本−台湾戦を生で見ることができました。鳥谷最高!
●藤浪君の投球も見に行く予定でしたが、岩田が出てきて5点取られてました。


〔ジーン・バーグ〕
●アブダビに戻ってまいりました。録画してあった「クイズ神」をようやく見ることができたので、その感想を。
●端的に言えば、「中途半端」。コンセプトと形式と問題に統一性がまるで無い。・・・って、前回と全く同じことやってんだから、感想も同じになりますわね。
●マジな話、準決勝の途中で寝てしまいました。結果をある程度知っていたとはいえ、こんなことは初めてです。2回戦を「ビジュアル」と銘打つなら、1回戦で映像や写真使っちゃダメだろ。問題傾向も一緒だし。1時間以上同じことダラダラやられたら眠くもなりますよ。
●「題材が身近なら視聴者は興味を持つ」と思っているなら、センスの無い作り手と言わざるを得ませんね。前回から目立った「名称問題」は、確かに「こんな(身近な)ものにも名前があるんだ!」という点で興味をひくものではありますが、ここまで乱発されると「結局全てのものに名前があるのね(それをクイズ好きは覚えているのね)」という感じで興味を失うでしょう。答えを聞いて「なるほど!」と言えるものでもないし。私は前回の終盤にはこの手の問題が視聴者に飽きられていたと思います。
●準決勝は前回よりひどかった。ダイヤの4Cとか高い山トップテンとか、「既にパッケージ化されたカテゴリー」からの問題ばかり。当然ミスは少なくなり、「バトル感」の全くない展開に(為季さんの1問目と2問目を入れ替えてたみたいだけど、焼け石に水)。新たなパッケージを提示してクイズ王の知識を試す、という意識で問題を作らないと「バトル」は起きない。「いや、多答問題をスラスラと回答するクイズ王を見せたい」と言うなら、準決勝のルールとの親和性が無い(2回戦の1対1で交互に答えさせる方がしっくりくる)。やっぱり作り手のセンスが無いと言わざるを得ない。
●やたらゲストに「凄い」と言わせようとしてるのに、決勝の1問目のiPS細胞問題は、英語じゃなくて日本語の正式名を聞いてきてるんだよなあ。よくわからん。


〔LOSER〕
●そんなわけで、準優勝者に昨年出題して答えられなかった多答問題を。
Q.モハメド・アリを、世界ヘビー級タイトルマッチで破ったボクサーは3人います。全て挙げて下さい。
A.ジョー・フレージャー、レオン・スピンクス、ラリー・ホームズ
ジョージ・フォアマンには敗れていない。
世界タイトルマッチ以外では、ケン・ノートン、トレバー・バービックに敗れている。


〔WINNER?〕
●帰国中に「東大クイズ研のすごいクイズ500」を読了(奥付に「初版第2刷」とあった。増刷されているとは!)。
●今の現役メンバーも、「過去のクイズからしかクイズを作れない連中」とは一線を画しているということが見て取れる問題群で安心した(誤解を恐れずに言えば、「クイズ」という枠を超えた幅広い知識と興味を持っているからこそ、東大にも入れるしクイ研にも入るのだろう)。
●クイズの受け手側の視点の設定もしっかりできている(これは編集者の力もあろうが)。少なくともこの点については「クイズ神」の作り手よりセンスがある。
●そもそも「東大ブランド」を享受できるのは、一部の東大関係者でしかない。私が現役の頃は「競馬ブーム」で、東大の競馬サークルが本を出しており、うらやましく思っていた。今は「クイズブーム」で、クイ研が「東大ブランド」で本を出せる時代なんだなあと感慨深い。そういう意味では、「センスが無い」呼ばわりしている作り手にも感謝しなきゃいけないんだろうな。
●「高校生クイズ」も路線変更するようだし、「クイズブーム」も低視聴率連発で怪しくなっている。現役メンバーには「東大ブランド」を享受できるうちにし尽くしておきなさい、と伝えたい。社会に出たら東大は「逆ブランド」になったりもするからね。


〔BIG LOSER〕
Q.平成15年に行われた第43回衆議院議員総選挙に自民党公認で神奈川8区から立候補したものの次点にもなれず、重複立候補していた比例南関東ブロックでも党内最低の惜敗率を記録して当選できなかったという過去を持つ、クイズ番組にしばしば登場する東大出身の人物は誰?
A.吉田たかよし(隆嘉)
岩國哲人(民主)が当選、次点は当時無所属だった江田憲司(現在はみんなの党)で、吉田の惜敗率は48.8%どまりだった。




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